
こんにちは!英語学習を楽しみながらコツコツ続けている Ko(@lets_eigo)です。
『英語のハノン』初級を始めて、コツコツと Unit7 まで進みました。
まだ高峰ハノンの裾野を歩み始めたビギナーの私ですが、日々のトレーニングを通して、厳しさの中にある優しさ、絶望からの達成感、上達が目に見える手応え・・・今までの英語学習とは違う新鮮な学びを少しずつ得ているこの頃です。
英語のハノン 初級 ――スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル
ドリルの進め方に関するある疑問
ところで、『英語のハノン』(以下、ハノン)でトレーニングを進めていて、こんな悩みを持つ方はいませんでしょうか?
ドリルがどのレベルまでできるようになったら次へ進めば良いか?
実はこれ、ハノンで学習を始めた頃の私のことでもあります。
ハノンの冒頭にある「本書ドリルの進め方」によると、以下のような指標が説明されています。
閉本したまま、ナチュラルスピードですらすら言えるようになること
『英語のハノン』”本書ドリルの進め方”より
ここで、この説明で登場するハノン用語について少し補足しておきましょう。
基本的にハノンのドリル練習は、開本→閉本の順に進めていきます。
開本とは、文字通り本を開いてその英文を読みながら練習すること。一方の閉本は、本を閉じて音声のみを頼りに練習することです。もちろん閉本の方が難易度が高くなります。
また、ハノンの音声にはスロースピードとナチュラルスピードの2種類用意されています。
スロースピードは文字通りゆっくり話されている音声で、英文の単語一つ一つもしっかり聞き取れるレベルの速度。また、ナチュラルスピードはネイティブが普通に話している感覚のスピード、発音の音声です。
以上のことを踏まえて、まず説明にあった「閉本かつナチュラルスピードでドリルを話せるようになる」という点については、はっきりした基準があるのであまり悩むことはありません。
本を閉じた状態かつナチュラルスピードの音声で練習して、ドリルがちゃんと言えるようになるまで練習をこなすだけです。
ただ、問題なのは「すらすら言えるようになる」とは、一体どのレベルまでできたら良しとするか?という点です。
仮に、すらすら=ネイティブのように流暢にと受け取ると、音声と同レベルまで高めるにはあまりに大変ですし(そもそも100%ネイティブのように話せるわけなどないので終わりがない😅)、こんなもんでいいかな?という自分なりの判断だと、自分のやり方があっているのか自信を持って本書が進められません。
ドリルを進めるための判断基準
そんな悩みを抱えていた時に見かけたのが、著者の一人である横山雅彦先生のこのツイート。
ポイントは、「cue直後のポーズ」で反応できるまで繰り返し練習する、というところです。
cue というのは、ハノン音声の中で「change」「negative」「question」など文型を変換する指示のこと。
その指示直後のポーズ内でちゃんと変換した英文を言えるか、を基準にするわけですね。
気を付けたいのは、音声では cue の後にその英文回答が2回繰り返して読まれますが、その英文をすらすら復唱できれば OK ということではありません。あくまでも cue 直後(まだ英文が2回繰り返して読まれる前)にすらすら言えるかどうかとなります。
それでは、今まで出たことを踏まえて、下記の指標をもう一度整理してみます。
閉本したまま、ナチュラルスピードですらすら言えるようになること
–
『英語のハノン』”本書ドリルの進め方”より
具体的にチェックするポイントは次の通りです。
- 閉本で、
- ナチュラルスピードで、
- cue 直後のポーズ内に変換した英文を言えるか
これらのポイントが全てクリアできていれば、そのドリルは OK として次へ進む、と考えるわけです。
なお、各ドリルは5問あるので、
- 5問連続で、cue 直後のポーズ内に変換した英文を言えるか
と加えておくと、「あー1問詰まっちゃったけど、ほんとは分かってるからまいっか」という甘えを排除して、より緊張感のある練習が詰めそうで良いですね。
おわりに
文中でも取り上げた横山先生は、ご自身のツイートで『英語のハノン』を制作した背景、学習方法、学習者へのアドバイスなど、参考になる情報をたくさん発信されているので、ハノンに興味のある方や学習者はぜひチェックしてみるといいですよ。
今後もハノンのトレーニング頑張ります!

I’ll keep on practicing to improve my English!
英語のハノン 初級 ――スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル

I’ll keep reaching for the stars! See you later!
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!