こんにちは!英語学習を楽しみながらコツコツ続けている Ko(@lets_eigo)です。
私が『ラジオ英会話』で好きなところに、アメリカ英語、イギリス英語に同時に触れられるという点があります。
この記事では、そのことについて紹介したいと思います。
クリスさんとろーざさんの英語の違い
ラジオ英会話は、講師の大西泰斗先生、ポール・クリス・マクベイさん(クリスさん)、秋乃ろーざさん(ろーざさん)の3人の出演者によって番組が進行します。
番組内でのダイアログや英文の読み上げは、主に英語のネイティブスピーカーであるクリスさん、ろーざさんのお二人が担当するんですが、クリスさんはイギリス出身、ろーざさんはアメリカ出身なので、それぞれが話す英語にはイギリス英語🇬🇧、アメリカ英語🇺🇸という違いがあるんです。
私が2020年にラジオ英会話を聞き始めた当時、アメリカ英語、イギリス英語など英語にも種類があるとは耳にしたことがあるけど、その違いが何かもよく知らないレベルでした。
そんな頃、番組の中で次のような文が出てくると、
I can’t believe it!
クリスさんが「アイカーン〜」とイギリス英語で読み上げるんですが、何だか変わった発音してるような…🤔と不思議に思ったものでした。
これから英語学習する向けに補足しておきますと、アメリカ英語では can’t の ca の音を日本語の「ア」と「エ」の中間のような音で「キャン」のように発音し、イギリス英語では日本語の「ア」に近い音で「カン」のように発音するという違いがあります。
私がそれまで生きてきた中で触れてきた英語はおそらくはアメリカ英語がほとんど、それ以外の英語には耳が慣れてなかったんでしょうね。
ラジオ英会話を聞き続けて3年目になった今では、お二人の話す英語にもすっかり耳が慣れ、始めた頃とは比べ物にならないほど自然に受け入れられるようになりました。(あくまで発音の違いに違和感を感じなくなったということで、スラスラ理解できるレベルということじゃないですよ😅)
また、ラジオ英会話のテキストはクリスさんが執筆に携わっています。おそらくその関係だと思いますが、ちょくちょくイギリス英語寄り(?)の表現が登場することがあります。
簡単な例を挙げると、9月29日放送で映画に関する話題だったダイアログでこんな文がありました。
Gary, I’ve been waiting for this film for so long!
「ラジオ英会話」10月号 Lesson124 より
この映画をずっと待っていたの!という意味の文ですが、映画を表すのに film が使われていますね。
ちなみに、私が映画と聞いて真っ先に浮かべるのは movie です。
実は、イギリス英語では film がよく使われ、アメリカ英語だと movie がよく使われる違いがあるんだそうです。
このようなアメリカ英語中心の教材だとなかなか出会えない学びを得られることも、とても刺激的で楽しいんですよね。
「ハートでつかめ!英語の極意」
ところで、ラジオ英会話が最終的に目指すところは、その名が示す通り英会話力を付けることかと思います。
英語を話すにあたって良い発音を身に付けることは大事な要素の一つだと思いますが、それにしては大西先生がレッスン内で発音について言及する機会があまりないのは何でだろう?と以前思ったことがありました。
でも番組を聞き続けているうちに、発音についてあまり言及しないのは、言及しないこと自体がメッセージなのではと思うようになってきたんです。
世界では4人に1人にあたる十数億人が英語を話し、そのうち約80%はネイティブ(アメリカ、イギリス、オーストラリアなど)ではない、非ネイティブスピーカーだと言われているそうです。
単純にこの数字だけ見れば、仮に誰か英語話者と会話をする機会があるとしたら、ネイティブより非ネイティブと話す可能性の方が高くなりますね。
番組内で、アメリカ英語とイギリス英語が混在していることは何も特別なことではない。
色々な英語が混じり合った環境でも当たり前にコミュニケーションを取れるようになることが本当の英会話力を付けること。
大西先生は何も言わずともそんなメッセージを発しているんじゃないか・・・と私は勝手に思ったりしてます。
そんなことを想像していると、「ハートでつかめ!英語の極意」という番組サブタイトルもより響いてくる気がするんですよね。
おわりに
なんだか後半は脱線気味でしたが・・・、ラジオ英会話を聞くとアメリカ英語・イギリス英語が同時に学べて一石二鳥だし、楽しいよ!ということです。
これからラジオ英会話を始める方は、ぜひクリスさんの「アイカーン」が聞けるのも楽しみにしてみてください!😆
Let’s enjoy the difference of English between Chris-san and Rosa-san!
I’ll keep reaching for the stars! See you later!
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!