こんにちは!英語学習を楽しみながらコツコツ続けている Ko(@lets_eigo)です。
前回の記事で書いたように、3度目のTOEICでついに850点を達成することができました。
2021年6月に初受験したTOEICは735点で、その時に準備した学習内容は以前下記ページで紹介しました。
今回、それ以降どのような学習をして800点超えできたかをまとめてみたいと思います。
公式TOEIC問題集のリーディング反復学習
初めてTOEICを受けた時から約3年、その間はほとんどTOEIC向けの学習をしておらず、日々の英語学習ルーティンとして以下のようなことをコツコツ続けていました。
- ラジオ英会話(毎日)
- Kiminiオンライン英会話(平日は可能な限り毎日)
- 英語のハノン(散歩や車移動など隙間時間にいつも)
- ニュースで学ぶ現代英語(お昼や寝る前など時間がある時に)
- その他(英語日記を書くなど気分転換に)
こういった学習を数年続けているうちに、自分の中で前回受けた頃より明らかに英語力が付いてきたな…という自信が湧いてきて、久しぶりにTOEICで力試しをしてみようと思い立ちます。
そうしてTOEICを受けることを決めてから当日までの2〜3ヶ月ほど、通常のルーティンを削って TOEIC 用の学習も始めました。
主にやったことは、公式TOEIC問題集の反復です。
反復学習でやったこと
一度経験したことで TOEIC のテスト自体どんなものかは把握していたし、前述のように土台となる英語力も前回よりアップしている自信(過信?)もあったので、公式問題集を使って TOEIC の実戦慣れすることを重視しました。
特に前回リーディングで全然時間が足らず最後10問以上を塗り絵する経験をしていて、そこは改善する余地が大きいと思ったので、リーディングパートを繰り返し練習しました。
やり方としてはざっくりこんな感じです。
- 公式問題集に付いてくる解答用紙をコピーする。
- ちゃんと時間を図って(リーディングなら75分)、解答用紙に記入しながら本番さながらに問題を解く。
- 終わったら答え合わせをする。
- 間違えた問題は解答・解説を確認しながら復習する。
この問題を集中してこなすのは結構ハードなので、体力・時間的に余裕がある週末に土曜1回、日曜1回という感じでこの練習をしていました。
特に回数の目標とかは決めていませんでしたが、手持ちの公式問題集7、8の中からその日の気分でどれかを選び、最後に溜まった解答用紙を数えたら合計23回やったようです。
- 公式問題集7
- TEST1:5回
- TEST2:8回
- 公式問題集8
- TEST1:5回
- TEST2:5回
ちなみにこの反復学習では、以下のようなことに気を付けながらやりました。
解き終わったら復習する
言うまでもないことですが、解き終わったら答え合わせをして、間違えた問題、分からなかった問題、あやふやな箇所などは解説を見ながら復習しました。
以前は「金のフレーズ」で単語学習もしてましたが、今回は全く使わず、この復習で分からない単語やフレーズを覚えるようにしました。個人的に単語集より実際の英文の方が覚えやすいので、このやり方は自分に合ってた気がします。
TOEIC の問題は似たシチュエーション・表現が頻繁に出てくるので、全く同じ問題が出ることはなくても、覚えたことはどこかで必ず生きてきます。
時間配分に気を付ける
私は文章を読むのも理解するのも遅いので(そもそも日本語でも遅い…😅)、リーディングを最後まで解き切れるように時間配分をいつも気にするようにしていました。
ちなみに目標にしていた時間配分がこちら。
- パート5:10分
- パート6:10分
- パート7:55分
特に重視していたのがパート5、6。パート5を解き終わったら時計を見て、パート6を解き終わったら時計を見て、という感じで、毎回20分以内にそこまでできるかどうかを気を付けていました。少しでもパート7に時間を残すためです。
パート7に入ったら解くのに必死で時計見る余裕も無くなりますが、後半のトリプルパッセージの問題など一つ最低5分ないと自分は解けないので、残りの問題数と時計を見比べて、解き終えられそうなペースで進んでいるかくらいは気にするようにしていました。
そうして常に時間を意識することで解き切れない問題数は徐々に減ってきて、調子が良ければ全部解き終えることもありました。全問解くためのペースを肌で体感できるのはいい練習になりました。
私の印象ですが、TOEICの問題は決してパート5 → 6 → 7の順に難しくなっているわけでもなく、パート5に難問もあれば、パート7に簡単な問題(単に表から固有名詞を探すだけみたいな)が混じっていたりもします。前半分からない問題に時間を取られて、後半の解ける問題を逃すのはもったいないので、上手な時間配分を身に付けて得点アップに繋がるのは大事なポイントだなと思います。
覚えている問題でもちゃんと解く
同じ問題を繰り返し練習するので、だんだんと正解の選択肢を覚えてしまう問題も増えてきます。
そういう問題もただ解答するんじゃなく、ちゃんと問題を読み、こういう理由だからこの選択肢だな、とできるだけ初見と変わらない頭の使い方を意識しながら解くように気を付けました。
そこに気を付けるだけで、前と同じ問題を解いていても頭で考える負荷は毎回同じぐらいかかっている感覚で、いい練習ができたように思います。
問題のパターンを意識する
自分の中で問題の形式別にどう解くかというパターンを意識しながら問題を解いていました。
例えば、こんな感じです。
- 記事形式:問題の段落単位で読んで問題と行き来する
- チャット形式:始めに一通り読んで話の筋をつかみ、それから問題に移る
- 広告、領収書、スケジュールなど:問題を先に読んで答えがある箇所を探す
また、例えばEメール形式の問題が出たら、以下のような点を真っ先に探して話の背景を早くつかむ、とかもそうです。
- To が「All staff members」 → 全社お知らせ的な内容だな
- From、To のドメインが同じ → 同僚との仕事のやり取りっぽい
- 署名の部署がカスタマーサポートっぽい → 注文商品に関する問い合わせ系かな
今までパート7の長文問題では、一目問題を見た時にどこから読み始めるか迷って時間を消費してしまうことがよくあったんですが、こうした決め事を作って慣れておくことで、解き始めるまでの時間をわずかでも短縮できるようになった気がします。
公式TOEIC問題集の音読・暗唱練習
先述の公式問題集の反復学習を重ねたことで結構いける自信もあったんですが、800点超えを目指した2024年5月・2度目のチャレンジは残念ながら750点・・・。
特にリスニングがボロボロで、試験環境への不満もありましたが(その時の様子はこちらの記事をご覧ください)、根本的には自分の力不足が原因なので、リスニングを強化してリベンジしようと決意。
今度は同じく公式問題集を使ってリスニングの学習に取り組みました。
主にやったことは公式問題集を使ったパート3、4音読・暗唱練習です。
この頃、リスニングパートを強化する良い学習方法をネット上で探していたら下記の記事を見つけました。
- TOEIC Blitz Blog 「リスニングが上がらない」「暗唱でしょう」
- TOEIC Part 3・4が聞き取れない→「暗唱」で道は開ける! | TOEIC 900点&英会話上達をめざす英語勉強法・参考書まとめブログ|Enjoy Life in English!
英文の音読・暗唱や地道に反復する手法は、日々の「ラジオ英会話」「英語のハノン」などの学習ですっかり馴染んだものだったので、直感的に「これだ!」とすぐに飛びつきました。
※リンク先に詳しい学習方法も説明されているので、音読・暗唱好きの方はぜひオススメします。
なお、公式問題集7、8に収録されているパート3、4は合計92問あって、始めはそれら全部こなす意気込みだったんですが、学習時間の不足もあったりして試験までにやり切れたのは30問弱でした。
それでも、音読・暗唱は五感をフル活用するのでやっていて楽しいし、頭も刺激されるし、学習しながら身になっている感がとてもありました。
また、この学習をしている間は音声をずっと1.25倍速の設定にしていたので、だいぶ速い音声に耳を慣らすこともできました。いつも速いなあと感じてたイギリス英語の女性の声でさえも、等倍速ではそれほど速くなく感じられたくらいです。
こうして臨んだ3度目のTOEIC、リスニングはまったく自信がない問題は数問しかないくらいで、前回より断然の手応えを得ることができました。
まとめ
というわけで、今回私の800点超えに大きな力になったのは、
- 公式問題集のリーディング反復練習
- 公式問題集の音読・暗唱
という愚直な学習方法でした。
世の中には様々な TOEIC 学習方法があるかと思いますが、私にはこういう地道でシンプルな方法が合っていたのかもしれません。
学習方法を調べている方の何かしら参考にしてもらえたら嬉しいです。
I’ll keep reaching for the stars! See you later!
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!