「日本人のためのインド英語入門」を読んでインド英語に感心した

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Ko

こんにちは!英語学習を楽しみながらコツコツ続けている Ko(@lets_eigo)です。

先日、図書館で「日本人のためのインド英語入門」という面白そうな見出しの本に目が留まりました。

英語学習者にとって、なかなか面白い本でしたのでご紹介しますね。

目次

「日本人のためのインド英語入門」

CD付 日本人のためのインド英語入門 ことば・文化・習慣を知る

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本名 信行, SHARMA Anamika
2,640円(04/25 19:30時点)
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アメリカ英語、イギリス英語に関する書籍は数多ありますが、こうしたインド英語に特化した本って珍しいですよね。

私もこういう本を初めて見かけたので、つい興味を惹かれて手に取りました。

私が「インド英語」と聞いてパッと思い浮かべるのは、巻き舌でアクセントも強く癖があり、また勢いよくまくしたてるような様子。過去に映画か何かで見たインド人だったかどうかも分からない記憶が、単に残っているだけだと思いますが。

ただ、それはあながち間違ったイメージでもなく、なぜインド英語に癖があるのかを母国語と比較して説明したり、自分の言い分をしっかり主張するインド人の人間性を日常生活やビジネスシーンを交えて解説してくれたり、この本を読むことでインド英語は一体どういうものかがはっきり見えてきます。

インド英語を言語学、音声学といった言葉の面に限らず、教育、文化、生活、国民性といった様々な背景から教えてくれるので、インド人ってこんな人たちだったのか・・・という多くの発見があるのがまた面白いところです。

特に印象的だったのは、インド人は文学や詩を愛する国民なので、英語の使い方においても次のような特徴があるということ。

  • 古典的、文学的な言い方を好む
  • イディオムをよく使う
  • 修飾を付けて大げさな表現を好む

例えば「死ぬ」を表現する時に、 diepass away はあまり使わず、breathe one’s last(最後の息を引き取る)とか leave for one’s heavenly abode(天国の住処に旅立つ)のように言うとか。

また、oldancientprettycomelyeatconsume が使われたりとか。

こうしたインド英語の特徴を、欧米人が bookish(本のような、堅苦しい)と表現することもあるそうですが、インド人たちは悪びれもせず使うんだそうです。

この辺りの説明を読んでいて、なになにインド英語すっごい素敵じゃん!と感心してしまいました。

日本語は、趣のある様々な言い回しがあり、日本人特有の奥ゆかしい表現にも溢れた言語ですが、英語を学習していると、はっきりした言い回し、しっかり主張する、そういった表現を学ぶ機会ばかりが多くなりがちな気がします。

インド人のように自分たちが大事にするものにこだわりながら英語を学んでいけたら、より豊かな日本式英語が生まれるかもしれませんよね。

現代は英語ネイティブ(英語を母国語にする)より、英語を第二言語として学ぶアジア諸国の方が人口が多いと言われている時代です。

インド英語を始めとする各国にローカライズされた英語に接する機会が増え、またそういった英語への対応力もますます重視される時代になっていくんだろうな、と感じさせられました。

そういえば、10年くらい前にインド人の同僚と働いてた時期があったんですが、彼のことをふと思い出しました。当時は英語に感心が無かったし、彼は賢くて日本語も話せる人だったんで、ほとんど英語に関する話をしたことなかったんですよね。

今度、久しぶりにメッセージ送ってみようかなあ・・・😄

CD付 日本人のためのインド英語入門 ことば・文化・習慣を知る

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本名 信行, SHARMA Anamika
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I’ll keep reaching for the stars! See you later!

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この記事を書いた人

これまでの人生で何度も英語学習に挫折してきた人間が、40代で一念発起して英語のやり直しに再チャレンジ!💪
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