こんにちは!英語学習を楽しみながらコツコツ続けている Ko(@lets_eigo)です。
海外のWebサイトやソーシャルメディアのやり取りなどを見ている時、たまに「FYI」「FYR」という略語が目に入ってきます。
さて、一体これはどういう意味なんでしょうか?
FYI とは
FYI は、for your information の頭文字を略した言葉で、直訳すると「あなたのための情報」ですが、主にビジネス現場(書類、Eメールなど)で「ご参考までに」という意味合いで使われるフレーズです。
(for your information) used especially in short business notes and emails, when you are telling someone something they need to know
FYI | ロングマン現代英英辞典でのFYIの意味 | LDOCE
日本でも、よく連絡事項に「ご参考までに」と一言添えたりしますが、その英語版と考えるとしっくりきますね。
なお、メールの件名に FYI が使われる場合は、情報を共有するだけなので返信は要らない、というニュアンスにもなるようです。
ちなみにこのフレーズ、1930年代に米軍の通信文書で使用されたのが起源という説があるようです。その説によると、最初は米軍やアメリカ政府機関の内部文書における情報共有を目的として使われ、その後徐々にビジネスや一般のコミュニケーションにも広まっていったとのこと。
英語の表現には軍事用語が起源のものも多くあるので、なかなか信憑性のある説ですね。
FYR とは
FYR は、for your reference を略した言葉で、FYI と同様に「ご参考までに」というニュアンスで使われるフレーズです。
FYI と FYR の違いとして、FYR の方がより重要性が低い話題に使われる傾向があるようです。
FYI は返事は要らないまでも共有はしておきたい情報、FYR は見ても見なくてもいいけど一応お知らせしておくねという情報、といったニュアンスの違いとなるでしょうか。
注意点
なお、どちらもフォーマルな表現ではなく、取引先や顧客などに対して使うのはマナーとしてあまり良くないようなので、友人や普段交流のある同僚など、カジュアルなやり取りができる相手に使うように気を付けましょう。
また、略語の意味を理解している相手でないと混乱や誤解を招く可能性もあるので、その点も柔軟に使い分ける必要がありそうですね。
I’ll keep reaching for the stars! See you later!
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