こんにちは!英語学習を楽しみながらコツコツ続けている Ko(@lets_eigo)です。
先日、人生初めての TOEIC にチャレンジしてきました!
その時の様子はこちらの記事をご覧ください。
さて、私が今回 TOEIC を受けるにあたって、そもそも TOEIC ってどんな形式の試験?という何も知らないレベルからのスタートだったんですが、受験するまでに色々調べたり、実際に受けてみて、初めて分かったことがいくつもありました。
TOEIC は一般的な試験とは異なる特徴も多く、あらかじめそれを知っているのと知らないのでは、きっと精神的にもパフォーマンス面でも違ってくることでしょう。
今後、TOEIC にチャレンジされる方の何かしら参考になるよう、私が今回知ったことをまとめてみたいと思います!
試験について
すべて英語で試験が行われる
TOEIC の試験はすべて英語で行われます。
例えば、具体例を挙げると、
- 試験開始後の説明は英語で行われます。
- リスニング問題は、始めの説明から問題や選択肢の読み上げまで、全て英語で行われます。
- リスニング、リーディングとも問題文や選択肢は全て英語で書かれています。
- 解答用紙も全て英語で書かれています。
といった感じです。
もし何も知らずにぶっつけ本番で試験に臨む人がいたとして、いきなりこういう形態の試験を目にしたら絶対戸惑っちゃいますよね。
ちなみに『TOEIC 公式問題集』は、本番とまったく同じ形式の問題を体験することができるので、もし事前にこの形式に慣れておきたい方には間違いなくオススメです。
これを経験しておくのとそうでないのとで、当日の心構えが全然違ってきます。
なお、試験が始まる前の説明や諸注意については日本人の試験官が日本語で行うので、その点は問題ないかと思います。
ただし、いざ試験が開始してからはスピーカーによる英語音声に従うことになるので(その後、イントロダクションからリスニング問題へと続いていく)、「試験官が始めてくださいってまだ言ってないけどいいの?」とか戸惑わないようご注意ください。
問題用紙に書き込みをしてはいけない
一般的な試験だと、例えばメモを書いたり計算をしたり、問題用紙に何か書き込みをするのは当たり前のことですよね。
なんと、TOEIC では問題用紙への書き込み行為が禁止されています。
これにもし違反するようなことがあると、採点されない、退場処分、といったペナルティを受ける可能性もあるという徹底ぶり…。
ですので、「ひとまず選択肢にチェックを付けておいて後でまとめてマークしよう」「リーディングで英文に線を引きながら読む」といったことができないわけです。
ちなみに、その対策として効率よく回答するためのテクニックがあったりします。
- リスニング音声を聞きながら後でマークする選択肢を指で押さえておく。
- 選択肢が読み上げられている間、マークシートの回答候補の項目上にペンを置いておく。
- まとめて後でマークする選択肢には、マークシート上に軽く点を付けておく。
このルールを意識していないと、いつもの癖でつい問題用紙にメモを書きそうになってしまったり、メモなしでのマーキングに慣れずペースを崩してしまったりするので、ぜひお気を付けください。
問題用紙を持ち帰れない
問題用紙を持ち帰ることはできません。
問題用紙にも名前の記入欄があって、試験後に回収されるんです。
自宅に戻って自己採点をしたり、問題の復習をしたりすることが難しくなっています。
それもあって本番さながらの『TOEIC 公式問題集』で対策することが大事になるわけですが、ちょっとビジネス的な背景が透けて見えますねw
問題用紙は粘着テープで閉じられている
問題用紙がらみでもう一つ。
配られる問題用紙には、小口(閉じられてない方)の中央部にマスキングテープのような青いテープが貼られていて、試験が始まるまで開けません。
試験開始の合図があったらそのテープを破って開始する、という段取りになっているんです。
私は実際の試験でこうなっていることを初めて知りました。
いざ試験がスタートして、そのテープを丁寧に手ではがして開けようとしたんですが、何気にこのテープの粘着力が強くて思うようにはがれない!
そうこうしているうちに説明の音声は先に進んでいくし、気持ちは焦るし、もう仕方がないと開き直って、テープの近辺をビリビリ破きながら問題用紙をなんとか開きました…。
初見の方にとっては何気に焦るポイントだと思いますので、ぜひ知っておいてください。
ちなみに、次の動画のように、一瞬で簡単にテープを開封する裏技なんてのもあるみたいです。私も次回受ける機会にはぜひ試してみたいと思います!
追記
Twitter 上で、受験カードをペーパーナイフのようにしてテープを切る、というアイデアが紹介されていました。
なんだかスマートだし、サッと切れた時にテンション上がりそうで良いですね!
休憩時間がない
TOEIC の試験は、前半のリスニング、後半のリーディングと大きく2つのパートに分かれていますが、この間に休憩時間は一切ありません。
リスニングが終わった後は、「リーディングに取り掛かってください」という旨の説明があるので(もちろん英語で)、そこからすぐにリーディングを解き始めて大丈夫です。
もし、それを知らずにいたら「あれ、リーディングもう初めていいのかな?何か合図とかはないのかな?」などと躊躇してしまいそうですからね…。
全体の試験時間は約2時間ありますが、この間問題に取り組みっぱなしになるので、はっきり言って心身ともにとても疲れます!
他の方に迷惑にならない範囲で、適度にリラックスしたり、体を伸ばしたりしながら試験を乗り切りましょう。
また、途中でトイレに行きたくならないように、試験前には必ずトイレを済ませておくことも大事ですね。
時間が足りない
TOEICは、リスニングパートが約45分、リーディングパートが75分、合わせて約2時間という構成で行われます。
リスニング問題は読み上げられる音声に対して回答していく形式なので、その流れに合わせてひたすら解くわけですが、リーディング問題は決まった時間の中で自分のペースで解いていくことになります。
75分と言うと長い時間にも思えますが、これが全然時間が足りないんです!
特に Part6 や Part7 の英文読解の問題で、長文をじっくり読んでいたり、答えをあちこち探していたりすると、5分、10分・・とあっという間に時間が溶けていきます。
700点、800点といった高いスコアを取る方でも、全ての問題を解き切れないという話を聞いたことがあります。
それだけ、いかに英語をスピーディに処理できるか、という力が試される試験内容になっているわけですね。
リーディング問題の効率よく解いていく技術・テクニックといった詳しい話は参考書などを見ていただくとして、じっくり考えながら解いていくタイプの試験ではない、ということは頭に入れておいた方が良いかと思います。
※ただし、これは高いスコアを取るために必要な考え方です。問題が全部解けなくても、一問ずつ正確に回答することを重視する、という考え方ももちろんあると思いますので、あくまでもご参考までに。
試験以外について
持ち物について
TOEIC 当日の持ち物は以下のように決まっています。
- 受験票
- 証明写真x1枚(受験票に貼っておくこと)
- 写真付の本人確認書類
- 筆記用具
- 腕時計
- マスク
筆記用具はHBの鉛筆(またはシャープペンシル)
と記載されていますが、私は少しでもマークシート記入がしやすくなるように、試験では 2B の鉛筆シャープを使ってきました。一瞬でマークを塗りつぶせるようになるので、これはかなりオススメです。
また、腕時計についてですが、携帯電話・置時計・ストップウォッチ・ウェアラブル端末などを使うことはできません。
会場によっては時計がない部屋もあるようですし、普段スマホを時計代わりにしているので腕時計を持っていない!という方もきっといるでしょうから、事前の準備にはお気を付けください。
実は私も腕時計を持っていなかったので、試験前に新しいのを買って臨みました。
暑さ対策・寒さ対策
私は6月開催の受験に行ってきましたが、気温が30度近くあって、Tシャツ一枚でも平気な暑い日でした。
試験中リスニングの時間帯は音対策で冷房が切られるのですが、そうすると部屋の暑さとマスクの息苦しさで、なんだか頭が朦朧としてきて結構大変でした。
私は普段在宅仕事で、長時間マスクをする機会が少ないので、こういう状況に余計に慣れていませんでした。
例えば、普段もマスクをして TOEIC 問題を解いてみる、といったように本番に近い環境に慣れておくことも大事になるかもしれませんね。
また、逆にエアコンが効き過ぎて寒くなる、という話を目にすることもあります。
冷房が苦手な方は、薄手の羽織物を持参して少しでも体温調整ができるようにしておくことも大事ですね。
アンケートがある
試験の解答用紙はA面・B面の両面があり、そのA面はアンケートの解答用紙になっています。
試験前の時間を使って、学歴、職業、受験経験、英語学習経験・・・といった10問程度のアンケート項目に回答する段取りになっているのですが、何気にこれが結構マークする欄が多くて、全部回答し終えるのにそこそこの時間がかかります。
受験経験があって慣れている方ならそうでもないでしょうが、初めての受験でうっかり時間ギリギリに到着したりすると、こんなアンケートが用意されていることも知らず、試験前からバタバタと焦らされてしまうことでしょう。
当日はこんなものを書く時間もあるんだということを踏まえて、余裕を持って早めに会場入りすることをオススメします。
おわりに
というわけで、初めて TOEIC を受験した自分目線で、色々気付いたことをまとめてみました。
これから初めて TOEIC を受験される方にとって、何かしらかでも参考になると幸いです!
I’ll keep reaching for the stars! See you later!
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!