Koこんにちは!英語学習を楽しみながらコツコツ続けている Ko(@lets_eigo)です。
SNSなどで英語学習やり直しにチャレンジする人たちからよく話題に上がるこの2冊。
- 『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』(以下、『瞬間英作文』)
- 『英語のハノン』
このうち「どっちをやればいいの?」「これらの違いって何?」という声をよく見かけますよね。
私は初歩的レベルから実際に両方ともやってみた経験があり、『瞬間英作文』は10周以上、『英語のハノン』初級は何十周もコツコツ続けています。
というわけで、これまでの自分の体験をもとに、この2冊の比較をご紹介してみたいと思います。
そもそもどんな本?
『瞬間英作文』について
日本語を見て、瞬時に英語に変換することを繰り返し練習する本です。
中学1年〜3年レベルの英文法が 79 の文型に整理されていて、見開き左ページの日本語から英作文をして、右ページで答え合わせする、という使い方をします。
例えば一番最初の例文がこちら。
あれはおもしろい本ですか?ーはい、そうです。
これを即座に「Is that an interesting book? Yes, it is.」と言えるようにするトレーニングですね。
中学英文法レベルからスタートできる安心感があって、英語をやり直したい初心者の方にとっても入りやすい本です。
ちなみに2026年1月に改訂版が出て、CDから音声DL付きになりました。
『瞬間英作文』の感想をまとめたこちらの記事も参考にしてみてください。

『英語のハノン』について
タイトルはピアノのハノン練習から来ていて、英語を反復練習で体に叩き込むことを目指した本です。
英語の基本5文型を縦軸、時制・否定文・疑問文などの文法を横軸にして、あらゆる組み合わせのドリルがずらっと並んでいます。そのボリュームがすごいので、基本的な第1文型(S+V)からみっちり鍛えられます。
特徴的なのが発音(英音法)へのこだわりで、冒頭の Unit 0 でリンキング・エリジョン・ウィーキングといった音声変化の解説があります。ドリル練習は「開本→閉本」「スロースピード→ナチュラルスピード」と段階を踏んで進め、「閉本でナチュラルスピードのキュー直後に変換した英文を言えること」 が次のドリルへ進む基準です。
『英語のハノン』の感想をまとめたこちらの記事も参考にしてみてください。


実際にやってみてどう違った?
英語レベル・始めやすさ
『瞬間英作文』は「中学英文法なんてきれいさっぱり忘れた…」という状態でも始められます。実際、私もそのくらいのひどいレベルでスタートした人間でした😅
一方の『英語のハノン』は、初心者向けとはいえ、発音へのこだわりがあったりする分、ドリルをこなすにはより実践的な力がもとめられます。全くのゼロスタートより、少し基礎がある方が取り組みやすいかな、という印象でした。
自分が『瞬間英作文』→『英語のハノン』という流れでやったのもありますが、始めから英語のやり直しをするなら、まず『瞬間英作文』から入るのが個人的にはオススメです。
何が鍛えられるか
『瞬間英作文』は「日本語→英語の変換力」にぐっと絞った本です。
例文を繰り返すことで感覚的に文型に慣れていく感じで、文法の細かい解説はあまりありません。なので、例えば see と meet のニュアンスの違いとか、made of と made from の使い分けとか、学習者にとって気になる点があちこち出てきますが、そういったことは自分で調べる必要が出てきます。ボキャブラリや日常会話フレーズなどは別途インプットが必要、という点も同じです。
徹底的に日本語→英語の変換力を付けて、頭を英語脳に慣らしていく感じです。
『英語ハノン』はドリルで練習する文法については解説も付いていて参考になります。(この解説がシンプルかつ明快で個人的にとても好き。)
また、実践的な発音まで一緒に鍛えられるのが大きな違いです。
ドリルをこなして耳が慣れてくると「あ、今の音落ちてる」「今のはリンキングしてるな」と自然と英語の発音が気になるようになってくる。学習前には全く無かったこういう変化を感じられるのはすごく刺激的でした。
進め方・ペース感
『瞬間英作文』はひとつの文型につき例文が 10 個あって、それを繰り返しながら全 79 文型を何周もこなしていきます。ペースが上がってくると「あ、覚えてきたな」という実感が湧いてきて、それがやる気につながる感じでした。
『英語のハノン』は1日1ドリルをしっかり習得してから次へ進む、というじっくりスタイルです。著者の横山先生もこういうコメントをされていました。
『英語のハノン』は、著者の横山先生によると、急いで先に進める必要はなく、1日1ドリルでもいいので閉本でスラスラこなせるようになるまで練習することが大事なのだそうです。
最初はこれを見て「1日1ドリルでいいの?」と思いましたが、実際に体験してみるとその意味が分かってきます。
まさにピアノのハノン練習のように、口が勝手に英語を話せるようになるまで地道にトレーニングを積み重ねるのが目指すゴールなんですよね。
飽きやすさ・続けにくさ
正直に言うと、どちらも続ける上で壁に当たるタイミングがあります。
『瞬間英作文』はとにかく単純作業に近いので、何周かすると「また同じのかあ」という気分になることもありました。私は「やりたくない時は休んでいい」「体を動かしながらやる」「完璧に覚えてなくても先に進む」というゆるいルールで乗り越えていました。
『英語ハノン』は逆に「このドリル、なかなかうまく言えない…」「口が回らない…」といった難度の壁にぶつかることがありました。
難しい分、心が折れそうになることもありますが、そこをクリアできた時の達成感はすごくあるので、いかにそういう時期を乗り越えて継続できるかが肝ですね。
スピーキング・発音への効果
『瞬間英作文』を続けると、日常で「これ英語でどう言うんだっけ?」と思った時に、以前よりすっと英文が浮かびやすくなります。英文のストックが増えてきた、という感じですね。ただし発音については特にアプローチがないので、その点も改善したい人にとっては何かしら補完する必要があるかもしれません。
『英語のハノン』はタイトルに「スピーキングのための」と入っているだけあって、発音も含めてスピーキングを鍛えることに真剣に向き合った本です。
個人的には、ハノンをやり始めて発音への意識が高まることでリスニングにも良い影響が出てきた気がしています。
結局どっちをやればいいの?
2冊を比べてみて思うのは、「どちらが優れているか」ではなく、「鍛えるポイントが違う」 ということです。
ざっくりまとめるとこんな感じ。
『瞬間英作文』がオススメな人
- まったくの中学英文法レベルから英語をやり直したい
- まず「日本語→英語の変換」感覚を取り戻したい
- コツコツ量をこなすのが好き or 苦にならない
『英語のハノン』がオススメな人
- 文法はなんとなく知っているが、実際に話すと出てこない
- 発音・スピーキングも同時に鍛えたい
- 「知っている」レベルから「使える」レベルへステップアップしたい
「どっちかやるなら?」と聞かれたら、英語学習のスタート地点にいる方には『瞬間英作文』を、ある程度基礎がありより実践的な学習をしたい方には『英語のハノン』、というのが私の思うところです。
私の場合、『瞬間英作文』で英作文の基礎感覚を取り戻してから、その後『英語のハノン』で発音も含めたスピーキングを練習する、という流れでやってきましたが、自分にはその順番が合っていたように思います。
どちらもコツコツ積み重ねるタイプの手を抜けない本ですが、その分やりがいも十分にあります。ぜひ参考にしてみてください!

I’ll keep reaching for the stars! See you later!
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!



